
イヌやネコはヒトの約7倍も速く成長します。
小さな病変もあっという間に進んでしまいますので、早期に病気を発見することが、治療の基本です。
より永く幸せな時間を過ごすためには、定期的な健康診断をお勧めいたします。
最も有名なイヌの伝染病です。日本における狂犬病の発生は50年以上ありませんが、海外では依然として発生が認められます。 狂犬病の予防注射と登録は生後90日以上のすべてのイヌに義務づけられています。狂犬病の予防注射はイヌのためではなくヒトのために行われます。
心臓にソウメン状の寄生虫が寄生することによって起こる伝染病です。 蚊がイヌの血を吸う時、毒液とともにフィラリアの子虫をイヌの体内に植え付けます。子虫は半年位で20~25cm位になり心臓に寄生します。心臓には全身に血液を送る大切な役割がありますが、寄生虫によって本来の働きができなくなってしまいます。典型的な症状は空咳、腹水です。発症した場合、ほとんどのイヌは死亡してしまいます。
防虫ランプや蚊取り線香は全く効果がありませんが、月に一度の錠剤を飲むことで予防は100%可能です。感染犬に予防薬を投与した場合ショック死の危険がありますので、当院では投薬前に血液検査で正確なフィラリア抗原検査を実施しております。これにより従来の直接法に比べ、ほぼ100%感染を検出できるようになりました。 当院で使用しているお薬は、フィラリアと同時にノミ、回虫、鉤虫、鞭虫等のヒトに感染する危険性のある寄生虫の予防も同時に出来るタイプを使用しております。
